キャッシュレス化が進む日本社会において、それらがどのようなものかをきちんと把握している方は多くはないはずです。

実際、クレジットカードや電子マネー、スマホ決済やバーコード決済など種類も様々で全ての情報を網羅するのは大変ですよね。

また、最近はソフトバンクとYahoo!が手を合わせて設立した、合併会社であるPayPayがバーコード/QR決済に参入するというニュースが話題になりましたね。

そんな日本国内で使えるQRコード決済サービスは、大きく分けて以下の5つあります。

  • LINE Pay
  • Origami Pay
  • 楽天ペイ
  • d払い
  • PayPay

どれも似たような感じなのでは?と思っている方も少なくないとは思いますが、実はそれぞれ一長一短があります。

また、今後キャッシュレス決済は軽減税率の対象になる案が模索されているなどして、より国民の関心が高まる分野です。

本記事ではキャッシュレス決済におけるバーコード/QR決済の特徴から、それらの主要な決済サービスのまとめ・比較等を書いていきます。

 

バーコード/QRコード決済とは

バーコードやQRコードを、普段の生活の中で見たことがある人は多いと思いますが、近年ではスマホとそれらを用いた決済サービスが登場しています。

このバーコード/QRコード決済とは、お店側が提示したコードをお客様側が読み取る方法と、お客様側のスマホに表示されたコードをお店側に読み取ってもらう方法の二通りがあります。

この決済方法ではお客様側のスマホにあらかじめ、銀行口座やクレジットカードの情報を登録しているため、残高をチャージしていたものや引き落としによって現金がなくてもキャッシュレスで買い物が可能です。

このQR決済は中国市場では爆発的に広まっており、一般的なお店だけではなく屋台等の出店でもこれらを利用した決済方法が主流になってきていると言われております。

日本では2014年頃からLINE Payや楽天ペイなどが登場して、国内ではこれから普及していくことが見込まれています。

また、訪日客がQR決済をしやすくするために、今後は観光地をはじめ様々な店舗でバーコード/QR決済ができるようになるでしょう。

 

日本国内の主要なバーコード/QR決済サービス

LINE Pay

LINE Pay(ラインペイ)はメッセージアプリである「LINE」が運営する決済機能です。「LINE」内にて実装されているため、多くのユーザー数を抱えているという点では、他のバーコード/QR決済サービスよりも頭ひとつ突出しているのではないでしょうか。

 

支払い方法

LINE Payアカウントには銀行口座登録をすることによって、チャージ・送金・出金が簡単に行えます。また、コンビニのレジからもチャージすることが可能です。

 

決済方法

お店ではお客様がアプリに表示したQRコードをレジにて読み取ることで決済ができます。また、申請すると送られてくる専用のプラスチック製のカードでも支払うことができます。

 

手数料の有無(店舗)

無料

※ただしLINE Pay店舗用アプリ、プリントQR、据え置き端末が対象

※2021年8月以降2.45%〜

 

独自のポイント制度

LINE Payには独自のマイカラーと呼ばれるポイント還元システムがあり、利用料に応じて4段階還元率が変更します。利用すればするだけ還元率が上がると共に、2019年7月まではポイント還元率が3%上乗せされるキャンペーンも行なっており、その還元率は3.5%〜5%となっております。

 

その他の特徴

LINE Payは普段のお買い物以外にも、多くの機能を揃えています。

それが、

  • 公共料金等の請求書支払い
  • 外貨両替
  • 割り勘機能
  • 割引案内
  • 家計簿アプリ連動
  • etc..

などです。

特に公共料金支払いは、請求書のバーコードをスキャンするだけで支払いが行えるので、大変便利な機能です。

この他にもメッセージアプリならではの、友達への送金等がとても簡単に行えるなど、現状では最も使いやすいQRコード決済サービスとなっております。

https://line.me/ja/pay

 

Origami Pay

Origami Pay(オリガミペイ)は株式会社Origamiが提供しているバーコード/QR決済サービスです。スマホ専用のアプリがあって使いやすい他、全国の他業種・他業態の様々な加盟店が100,000店舗程になる見込みで、その地位を確立しつつあります。

 

支払い方法

Origami Payアカウントに銀行口座・クレジットカードを登録することによってお支払いの準備が完了します。

 

決済方法

Origami Payでの決済は、お店側が提示したコードをお客様側が読み取る方法と、お客様側のスマホに表示されたコードをお店側に読み取ってもらう方法の二通りがあります。

 

手数料の有無(店舗)

3.25%の手数料がかかります。

 

独自の割引制度

他バーコード/QR決済とは異なり、独自のポイント制度は設けていませんが、Origami Payには即時その場で2%〜10%程割引される制度やクーポンがあります。種類も豊富で、期間限定のキャンペーンも行っているためとても使いやすいサービスですね。

 

その他の特徴

Origami Payは無駄な機能が無く、あくまでも決済サービスとして利用できるため、使いやすくなっております。

また、会員登録料や、カード手数料は一切かからず無料で使用できます。

情報はセキュリティレベルの高い環境下で保護されているということで、安心・安全に使えるのも特徴の一つとなっております。

お店側が導入するメリットとして、中国のインバウンド決済「Alipay」の導入プランがあり、訪日外国人の方も利用できる環境を整えることができます。

https://origami.com/

 

楽天ペイ

楽天ペイは楽天株式会社が提供するバーコード/QR決済サービスです。楽天ペイアプリがあり、最大の特徴は登録したクレジットカードに貯まるポイントの他、楽天独自のポイント「楽天ポイント」が貯まるという点です。このポイントはお支払い時に利用することもできて大変お得です。

 

支払い方法

アプリをダウンロードしたら、お支払い元カードを選択します。全ての楽天カード、およびその他のVisa、MasterCardがご利用いただけます。

 

決済方法

楽天ペイでの決済は、お店側が提示したコードをお客様側が読み取る方法と、お客様側のスマホに表示されたコードをお店側に読み取ってもらう方法の二通りに加え、セルフという支払い方法の計三通りがあります。

 

手数料の有無(店舗)

3.24%の手数料がかかります

 

独自のポイント制度

楽天ペイを利用すると、200円ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントが付与されます。楽天スーパーポイントは、楽天グループのサービスだけでは無く、提携している店舗やネットショップでも使用できるポイントサービスです。また、楽天アプリの支払いカードを楽天カードにしておけば、100円ごとにプラス%のポイント付与があるため、お客様は200円ごとに3ポイントを貯めることができます。

 

その他の特徴

楽天では定期的にポイント還元率アップなどのキャンペーンを実施しており、楽天独自が展開しているサービスでも利用できます。そのため、楽天ユーザーとしてはお得に買い物を進めることができます。

また、ネットショップ等の加盟店が多いため、気軽に買い物をしながらポイントを貯めることができます。

https://pay.rakuten.co.jp/index_pc.html

 

d払い

d払いは株式会社NTTドコモが運営するオンライン及びオフラインでの決済に利用できるバーコード決済サービスです。面倒な申し込みは一切不要で、月々のケータイ料金と一緒に月額10万円までお支払いが可能です。

また、ドコモの回線をお持ちで無くてもdアカウントをお持ちの方はご利用になれます。

 

支払い方法

チャージ機能は無く、「電話料合算払い」と「クレジットカード(dカード含むVISA、MasterCard)」をお選びいただける他、「ドコモ口座」と「dポイント」残高からの充当がご利用になれます。

 

決済方法

街のお店でのお支払いはアプリを開いてこちらのバーコードをお店側に読み取って貰うだけです。また、ネットでの支払いでは月々のケータイ料金と合算して手軽に利用することができます。

 

手数料の有無(店舗)

詳しい手数料は調査中ですが、一定の手数料はかかる模様です。

 

独自のポイント制度

d払いは、ご利用いただける店舗やサイトで利用すると、dポイントが付与されます。また、d払いを利用することで、dポイント最大20倍のキャンペーン(2018年12月現在)も行うなど、様々な特典も用意されています。dポイントはドコモが展開するサービス全般で利用することができます

 

その他の特徴

ネットの大手ショッピングサイトであるAmazonでも利用することができるのが最大の特徴です。また、ふるさと納税サイトである「ふるさとチョイス」や「さとふる」でも利用することが可能です。

そのほかにもdポイントが多く付与されるキャンペーンを定期的に行っているため、ドコモユーザーの方は利用しやすいキャッシュレスサービスとなっております。

https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/

 

PayPay

PayPayはソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合併会社であるPayPay株式会社が運営するバーコード/QR決済サービスです。2018年より開始され、バーコード/QR決済サービスの中では最も新しいものとなっております。大手二社が手を組んだことや「100億円あげちゃうキャンペーン」などが話題になるなどして、新参ながらも現在最も注目されています。

 

支払い方法

銀行口座やクレジットカードを登録できる他、独自のPayPayポイントやYahoo!マネーでのお支払いが可能です。紐付けた銀行口座よりアプリ内にチャージもする事ができます。

 

決済方法

PayPayでの決済は、お店側が提示したコードをお客様側が読み取る方法と、お客様側のスマホに表示されたコードをお店側に読み取ってもらう方法の二通りがあります。

 

手数料の有無(店舗)

無料

※読み取り支払いのみ

※サービスの開始より3年間。有料化の際は再度告知予定

 

独自のポイント制度

PayPayではサービス開始より利用額の0.5%をPayPayボーナスとしてキャッシュバックされるサービスを行っております。また、2019年2月より「第二弾100億円キャンペーン」を行っており、上記の0.5%→20%の大幅にキャッシュバックするキャンペーンを展開しています。簡単にまとめると利用額に応じてPayPayのポイントがどんどん溜まっていくシステムです。

 

その他の特徴

PayPayはサービスが始まってから間もないですが、その宣伝効果は絶大でこれからますます利用者が増加する事が見込めます。

前述しましたが、「100億円キャンペーン」では利用額の20%がお支払いごとにキャッシュバックされます。このようにお得なキャンペーンを行っているのがPayPayの強みであると言えます。

PayPayについて詳しくまとめた記事がこちらになります。

 

バーコード/QRコード決済のメリット

店舗側が導入しやすい

バーコード/QRコード決済は店舗側が導入する際に、初期費用が抑えられるというメリットがあります。そのため大手企業だけでなく、個人経営店等の小規模店でもキャッシュレス決済を導入しやすくなるのです。

 

独自のポイントが貯まる

QR決済サービスでは、支払い時に独自のポイントがつくサービスを提供していることがほとんどです。例えばLINE PayではLINEポイントが還元されるキャンペーンを。楽天ペイでは楽天スーパーポイントが付与されるキャンペーンを。そして、新しく参入してくるPayPayでは支払額の20%がPayPay残高としてキャッシュバックされるキャンペーンを行うなどしています。このことによって、使えば使う分だけポイントが貯まるため、サービスを循環して利用されるメリットがあるのです。

 

受け取れるサービスが拡大する

こうしたQR決済は他企業や異業種との連携が簡単に行えるため、受け取れるサービスが拡大します。例えば、LINE Payは残高にチャージするとコンサートが当たる抽選キャンペーンを行ったりしています。このように、ユーザーの行動やニーズに合わせた運営が可能であることが伺えます。

 

バーコード/QRコード決済の課題

日本ではクレジットカードやSuica等のICカードでの決済は主流ですが、バーコード/QR決済はまだまだ発展途上であると言えます。

 

しかし、中国ではバーコード/QR決済が主流であり、日本に来る訪日外国人の方々は主に中国や東南アジアからが多いため、日本でもそれらが利用できる環境を整える必要があります。

この「中国人観光客をターゲットにしたい」という点に関してはOrigami PayとPayPayがそのニーズに応えています。中国で最も普及している「Alipay(アリペイ)」というQR決済に対応しており、中国人観光客の方も気軽にキャッシュレス決済が出来るようになっています。

 

一方で、バーコード/QR決済を利用する事がどれくらいお得かを、プロモーション活動などでアプローチしていく必要があります。

 

また、国がキャッシュレスを推進していくに当たり、手数料を支援する等の案も検討されなければ、普及していくのは難しいと考えられております。

 

バーコード/QRコード決済はお得なのか

現在様々なバーコード/QR決済を展開している企業が、手数料無料やポイント等でのキャッシュバックキャンペーンを行っているため、普通に現金やICカードで支払いをするよりもお得になっております。

 

また、キャッシュレス決済を行うことで、持ち物が身軽になったりセキュリティが向上したりして安心・安全です。

 

一方で、手数料無料をうたっていても多くが期間限定としており、終了したら手数料がかかってしまうことも懸念されております。

 

総じて、現在は大変お得で利用しない手は無いサービスとなっておりますが、これからどうなるかわからないという点で、課題が残されている現状があります。

 

バーコード/QR決済サービスの比較・まとめ

政府の軽減税率の一つにキャッシュレス決済を行えばポイントが付与される、という政策が案として出されるなどして、日本国民の間でキャッシュレス化は避けては通れない課題となっております。

 

一方で、多くの企業がキャッシュレスサービスに乗り出すなどして、その市場はどんどん拡大されていくと期待されております。

 

また、ユーザーの皆さんはどのサービスを使えば良いのか迷われる方が多いとは思いますが、決して一つのサービスを利用しなければならないと言うわけではなく、色んなサービスを利用してみて自分に合ったものを選ぶことをオススメします。

 

ちなみに私は各社が期間限定で行うキャンペーンや加盟店によって、LINE PayやOrigami Pay、またこれから始まるキャンペーンが熱いPayPayを利用しようと思っています。

 

このように、それぞれの強みを活かして別々の用途で利用するとお得に生活ができますよ。

 

これを機にキャッシュレス化を進めてみてはいかがでしょうか?

 

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