
この記事では私が経験した映画館のアルバイトから、良かったことや辛かったことなどをまとめていきたいと思います!
これからアルバイトを始める人や、映画館のアルバイトに興味を持っている方に、生の声をお届けできればと思います。
目次
映画館のアルバイトを始めた理由
最初に告白します。
私は以前飲食店でアルバイトをしていました。【合わせて読みたい 飲食店はあり?なし?メリットとデメリット】
結構な激務だった為、次は絶対に「楽なバイトがやりたい」と思ってネットサーフィンをしていました。そして、Google検索で『楽なアルバイト』を検索しました。
そこに名を連ねていたのが映画館のアルバイトだったのです!
ちょうどその頃引越しをしたばかりで家の近くに映画館があった為、「ちょうどいいや」と思い映画館のアルバイトを始めました。
それから約1年半ほど続いた、私の映画館アルバイトライフが始まりました。
最初は楽に感じる...はずだった?映画館のアルバイト
最初は楽だろうな!と思って入りました!
しかしそんな思いも束の間、泡のように消えました。。。笑
さて、なぜそうなったのかという話題に入る前に、映画館とはどんなことやるのかをサクッと紹介したいと思います。
映画館のセクション紹介
まずはどのような業務があるのか説明します。
私が働いていた映画館では主に4つのセクションに分かれて業務を行なっていました。
それぞれ
- フロア
- コンセ
- ストア
- ボックス
といった感じに分かれていて、それぞれに役割があります。最初の数ヶ月はフロアかコンセに分かれる事が多いです。
それでは上からどういった業務をするのか説明します。
1. フロア
- 場内アナウンス
- チケットのもぎり
- スクリーンの案内
- スクリーン内の清掃
- 劇場内の清掃
- 映像チェック
- ポスターやチラシの張り替えや交換
- お客様の対応
- 劇場内の機械や設備の清掃
- その他イレギュラー対応
2. コンセ
- ポップコーンやドリンクなど飲食物の販売
- ポップコーンやドリンクなど飲食物の仕込み
- コンセ内の清掃
- 商品の品出し
- レジ閉め
- お客様の対応
3. ストア
- 商品の販売
- 前売り券の引き換え
- 払い戻し対応
- ストア内の清掃
- その他イレギュラー対応
4. ボックス
- チケット販売
- 前売り券の引き換え
- 払い戻し対応
- 券売機案内の対応
- その他イレギュラー対応
ざっくりまとめるとこのような感じになっています。
その他にも、朝番と遅番で行わなければいけない業務がありますが割愛します。
ボックスは特殊な位置で、主に忙しい劇場や繁忙期に配置されることがあるセクションです。
他店のことは分からないのですが、券売機などがある劇場では上記したように分かれて業務を行なっています。
また、券売機の無い映画館もある為、映画館で働く前に実際に劇場に行って視察する事が大切です。
最初に私が配置されたのはフロアでした
本題に戻ります。
最初に私が配置されたのは、上記した一番上のフロアというセクションでした。
行なった業務は上に書いてある通りで、入った当初はめちゃくちゃ楽な業務、となるはずでした。
しかし最初から出鼻を挫かれます。
私が入ったのは四月後半。
なんとゴールデンウィークの時期に入ってしまったのです。。。
いわゆる繁忙期というタイミングです。
読んで字の如く、繁忙期は1年間の中でも忙しい時期のことを指します。
そんなわけで右も左も分からないまま、ハードモードから映画館のアルバイトが始まり、一気に私の映画館に対する『楽なバイト』というイメージは無くなりました。
しかし、最初からハードモードを乗り越えた私はそれ以降も業務を淡々とこなし割といけるなと思い始めていました。
そして夏休みという繁忙期のピークも終えて、閑散期がやってきました。
続いては、繁忙期と閑散期の差がやばいということをお伝えしたいと思います。
繁忙期と閑散期の差がやばい
繁忙期にアルバイトが始まり、忙しい中必死に食らいついていた私は閑散期を迎えました。
すると、繁忙期と閑散期で衝撃の差があることに驚きました。
比較すると、
繁忙期
- スクリーンは連日ほぼ満席
- 劇場の外まで延びる大行列
- 細かいところの清掃まで手が回らない
- アナウンスの声がお客さんの声でかき消される
- 注文が聞き取れなくなる
- 様々なトラブルが毎日起こる
- 気づいたらシフト終了時間
- 抜け殻になりながらもすっきりとした気分で帰宅
閑散期
- スクリーンはほぼスカスカ
- お客さんが一人も入らない回がある
- 暇すぎて掃除しかやる事がない
- 最初に思い描いていた楽なバイトそのもの
- シフト終了まで暇すぎて苦痛
という様に、本当に同じバイトなのか!!!ってなるくらい繁忙期と閑散期の差は凄いです。
繁忙期は小さいディズニーランドか!ってなっていました。
私の勝手な解釈なんですけれど、繁忙期に入った人は辞めやすいですが、生き残った人はとても長く続けます。
中には長老的な存在のバイトの方もいるくらいですから、合う人には良いバイトなんだな、というのが私の印象です。
映画館の良いところと悪いところ
さて、それでは私が思う映画館の良いところと悪いところを書いていこうと思います。
良いところ
- 閑散期はとても楽なバイト
- 映画好きにはたまらない
- 接客が好きな人にはオススメ
- 社割で映画が(中には無料で)観れる
- 社割でポップコーンなどが食べられる
- 色んな映画を知ることができる
- 話題にしやすい
悪いところ
- 繁忙期は地獄、全然楽では無い
- ハプニングが起きやすい
- 若干時給が低い
- 映画のシーンを見てしまってネタバレを食らう
とまあこんな感じですね。
良いところは結構思いつきましたが、悪いとことはそんなに思いつきませんでした!
普通にやっていればそんなに辛いことはありませんし、比較的楽しい職場ではありました!
映画館バイトは決して楽ではない
最後にこれだけは伝えたいですね。
映画館バイトは決して楽では無いです。
当初、楽だと思ったから入った私に伝えてあげたいです。笑
人によっては楽だと思う方も多いと思います。しかし私の経験上、辞めていく人たちは「もっと楽なバイト探します」と言って辞めていきました。
また、結構な大人数でシフトが組まれたりする為、人が合わないという理由で辞めていく人もいました。
時期によって大変さが変わる映画館のアルバイトですが、やりがいは十分にあります。中には繁忙期の方が好きだという珍獣もいますから、好きな人にとっては天職なんだろうなという印象も持ちました。
かく言う私は、映画館のアルバイトはやってよかったと感じています。流行に対して敏感になれますし、自分の興味の幅が広がりました。結果的に自分の見聞を広げることが出来たので、とても良い経験だったと感じています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
意外と楽なバイトにランクインしている映画館のアルバイトですが、時期や場所によっては物凄く賑わっていて忙しいバイトです。一方で忙しくないときはとても楽なバイトだという結論に至りました。
これから映画館のアルバイトを始めようと思っている方は、「楽だから」ではなく「映画が好きだから」や「興味があるから」という理由で入った方が実りあるバイトライフが送れると思います!