スポンサーリンク

新宿バルト9という映画館にて、映画「銀魂2」の上映中に業界初の試みが行われています。

何が初めてかというと、

上映中にイヤホンを付けると、そこから監督やキャストのトークが副音声として聞けて、撮影の裏話を映画を見ながら楽しめるとのこと。

 

「UDCast」という専用のアプリによって、副音声が聞けます。

途切れたりすることなく、副音声もぴったり流れてくるようです。

 

さて、このUDCastというアプリは視聴覚障がい者の方でも映画が楽しめる様に開発されたアプリです。

この記事では、その画期的なアプリの仕組みと、映像のバリアフリー化を中心に、最後は視聴覚障がい者の方でも映画を楽しめる空間の紹介をしていきます。

 

 

 

スポンサーリンク

UDCastの副音声上映

この副音声上映、映画公開から2週間後に開始されました。

この狙いとしては、

  • リピート客を増やす
  • もう一回、二回見たいと思わせる

事が挙げられるようです。

 

確かに一度見た映画を、撮影の裏話を聞きながら鑑賞するのは面白い試みですよね。

 

「UDCast」というアプリを開発しているのは、

「Palabra(パラブラ)」という会社です。

http://palabra-i.co.jp

 

 

スポンサーリンク

「Palabra(パラブラ)」

この会社は、視聴覚障がい者向けの日本語字幕、音声ガイドを製作している会社です。

会社概要は以下のようになります。

Palabra株式会社は、映像のバリアフリー化のお手伝いをいたします。
映画・映像を視聴覚障害の方や外国の方など全てのお客様に楽しんで頂けるコンテンツにいたします。
バリアフリー日本語字幕、音声ガイド、多言語字幕、手話映像等バリアフリー化に関することは 何でもご相談ください。

業務内容

  • 日本語字幕・多言語字幕・音声ガイド・手話映像 制作
  • アプリ「UDCast」の開発・運営
  • 映像のバリアフリーコーディネート
  • 映像制作・編集・研修事業

出典:http://palabra-i.co.jp

 

UDCastの仕組み

UDCastの仕組みは、

スピーカーから人の耳に聞こえない特殊な音声を発信

それをアプリが認識する

人物の動きや場面を説明する音声ガイドが自動で再生される

そのため、音ズレはないとのこと。

 

従来の音声ガイドでは、

音声ガイドを再生する際に、専門のスタッフが必要だったため、音ズレが起きたりしていました。

どんなに丁寧な音声ガイドを製作しても、届ける時に音ズレなどの問題が発生してたと言います。

http://udcast.net

音声ガイド上映の変化

従来の音声ガイド上映は、年間辺り数本にとどまっていました。

 

しかし、2016年にUDCastが開発されてから、年間で約60本に増えたそうです。

 

厚生労働省の調査では、視聴覚障がい者の方の数は合計約65万人います。

多くの障がい者の方は最近まで、気軽に映画を楽しむ事が出来なかったでしょう。

 

しかし、現在はその概念が変わろうとしています。

私も映画館のスタッフとして働いていましたが、障がい者の方々のご来場が増えている印象でした。

誰もがエンタメを楽しむことが出来る環境が、現在進行形でかたち作られています。

 

 

 

スポンサーリンク

CINEMA Chupki TABATA

東京都にあるCINEMA Chupki TABATAというシアターでは、上映する全ての映画に音声ガイドがついています。

CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)

目の不自由な人も、耳の不自由な人も、どんな人も一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアター。たくさんの人々の募金によって、日本一小さくて、日本一やさしい映画館が、2016年9月1日。東京都北区田端にOPENしました!新旧とりまぜて、選りすぐりの映画を上映しています。是非、ご来館ください。

出典:http://chupki.jpn.org/about

小さい劇場ではありますが、暖かい空間が広がっている印象です。

 

また、このシアターのコンセプトがとても素晴らしく、感動したのでその一部を抜粋しました。

チュプキに障がい者割引がない理由

障がいの「がい」の字は、戦前は「碍」という漢字が当てられていました。「碍」とは、大きな石を前にして困っている様を表す言葉で、障碍とは、その人にあるのではなく、社会や環境の方にあるという考え方に基づいています。
チュプキでは、常時、日本語字幕付き上映を行い、全席に音声ガイドや本編の音の増幅ができるイヤホンジャックを搭載し、泣いてしまったり、お話をしたくなってしまったお子様と一緒に入れる完全防音の親子鑑賞室や、映画が観やすい車椅子スペースを確保するなど、障碍者がいないユニバーサルシアターでありたいと思っています。
そこで、チケット代の障碍についても、二つの制度を設けることに致しました。
一つは同行援護サービス等で、歩行介助を受けている当事者が、介助者のチケット代も負担しなければならないということについて、「ヘルパーパス」を発行します。このパスポートをご入場の際に、ご提示いただければ、介助者のチケット代をご負担いただかなくても良いという制度です。
もう一つは、障碍が理由で就職ができない生活貧困者に対して「プアエイド割引」を適用し、チケット代をシニア料金の1,000円でご鑑賞いただける制度です。いずれも受付にて障害者手帳をご提示の上、お申し出いただければ対応いたします。

出典:http://chupki.jpn.org/about

このように、どんな境遇の方でも気軽に映画を楽しむ事が出来る環境が作られているのは、とても素晴らしい事ですよね。

http://chupki.jpn.org

 

 

おわりに

世間のバリアフリー化はまだまだ発展途上です。

 

ダイバーシティ化が提唱されている世の中ですが、その道のりは簡単なものではなく沢山の課題があります。

 

しかし、技術革新の加速によって、映像のバリアフリー化や音声のバリアフリー化を成し遂げている企業や団体が増えているのも現実としてあります。

 

誰もが世の中にある娯楽を当たり前のように楽しめる社会はそう遠くない未来に実現しそうですね。

 

この記事を読んで映像のバリアフリー化や副音声上映が気になった方は、是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

この記事があなたのお役に立てたら嬉しいです。

 

 

 

スポンサーリンク
おすすめの記事